はじめまして。ガクミカ取材班の学生記者で、福岡女子大学の「ともみ」です!
突然ですが、「アート展」と聞くと、どのように感じますか?静かな空間で、訪れた人が黙々と展示物を見て、作者の意図を感じようとする……私はそんな、少しハードルが高いものだと考えていました。
ところが、福岡市科学館で開催中の「キボリノコンノ展 食べたい!木彫りアートの世界」は、あっと驚く作品ばかり。誰かについ話したくなる、そんなアート展でした!
## 木彫りで本物そっくりの作品を生み出すアーティスト「キボリノコンノ」さんの作品展
さっそく、会場の様子をご紹介します。
最初に目に入ったのは、大きなポスターの横にある木彫りのチーズトーストです。特にチーズの伸びている部分には驚かされました! 表から見ると薄く見えますが、実は2センチもの厚さがあるんです。
伸びている部分にはグレーの絵の具を塗ることで、表面からは薄く見せる工夫がされています。木彫りの技術はもちろんですが、色の塗り方までこだわられていて、この展覧会に一気に引き込まれました。
## 撮影自由で楽しさアップ! 写真の撮り方のコツも紹介
展覧会といえば「撮影禁止」が多いですが、ここでは自由に写真を撮ってもOK。さらに、よりリアルに見える撮り方のコツまで掲示されていて、楽しさが倍増します。
写真があまり得意でない私でも、うまく撮ることができました。中でも印象的だったのは、木の板の上にある生卵。目の前で見ても、自分で撮った写真で見返しても、あまりのリアルさに感動しました!
家に帰ってからも写真を見返して楽しめるアート展って、素敵ですよね。
## 「きぼりはどっち?」で挑戦! 本物と木彫りの見分けクイズ
私が最も時間をかけて楽しんだのは、「きぼりはどっち?」というコーナー。ここでは、本物と木彫りが並んでいて、どちらが木彫りか当てるブースです。
これが本当に難しく、12問中4問は間違えてしまいました。例えば、19粒のコーヒー豆の中から木彫りの1粒を見つける問題がありました。こんなにもコーヒー豆と向き合ったのは初めての経験です!
軟らかそうに見えるのに触ると木の硬い感触だったり、本物の食べ物と見比べたりと、暮らしに身近なものが木彫りの作品になっている不思議さに、わくわくさせられました。
## 気軽に楽しめる新しいアート体験
「アート展」と聞くと、落ち着いた雰囲気で、美術に精通していないと楽しめないのでは?と思っていた私。
しかし「キボリノコンノ展」では、あまり難しいことを考えずに、作品を見る・触る・間違いを探すといった体験を通じて、作者の世界観を味わうことができました。
ひとりでじっくり楽しむのもよし、家族や友人と一緒に見るのもよし。後から写真を見返して誰かに共有するのもよし。いろいろな楽しみ方ができると思います!
## 開催情報
「キボリノコンノ展 食べたい!木彫りアートの世界」は、2025年11月9日まで福岡市科学館で開催されています。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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