炭酸飲料ができるまで 佐賀・小城の天然水のおいしさ生かす 友桝飲料、ご当地サイダー1000種類を製造

サイダーなど、みんなが大だい好すきな炭たん酸さん飲いん料りょう。シュワッとしていて、いろいろな味あじがあるけれど、どうやって作つくっているのだろう。そんな疑ぎ問もんを持もったこども記き者しゃ8人にんが、佐さ賀が県けん小お城ぎ市しにある「友とも桝ます飲いん料りょう」に向むかった。工こう場じょうに潜せん入にゅうして分わかったこととは-。

友とも桝ます飲いん料りょうの工こう場じょうは標ひょう高こう千せんメートル超ちょうの天てん山ざんの麓ふもとにある。作つくっている飲のみ物ものは天てん山ざん山さん系けいの天てん然ねん水すいや天てん然ねん水すい由ゆ来らいの水みずを使つかっている。近ちかくを流ながれる祇ぎ園おん川がわは初しょ夏かになると、ホタルが飛とび交かう。きれいな水みずを生いかしているのだなと感かんじた。

製せい造ぞうラインを見けん学がくでき、会かい社しゃや商しょう品ひんの歩あゆみなどを展てん示じした工こう場じょう内ないの施し設せつを訪たずねた。広こう報ほう担たん当とうの畑はた瀬せ王きみ乃のさんが見けん学がくコースを案あん内ないしながら説せつ明めいしてくれた。

創そう業ぎょうは1902(明めい治じ35)年。牛うし津づ(現げん小お城ぎ市し)でラムネを作つくったのが始はじまりという。

100年ねん以い上じょうにもなる会かい社しゃの歴れき史しの中なかには海かい外がいの安やすい商しょう品ひんや大おお手てメーカーの進しん出しゅつで売うり上あげが大おおきく落おち込こんだ時じ期きもあったそうだ。そこで考かんがえたのが少しょう量りょうでも注ちゅう文もんを受うけ、お客きゃくさんの希き望ぼうを聞きいて作つくること。ほかの会かい社しゃに比くらべ、かなり少すくない本ほん数すうからオリジナルの飲のみ物ものを作つくるようにした。

ヒット商しょう品ひんの「こどもびいる」は、あるもんじゃ焼やき店てんから「お酒さけが飲のめない人ひととも一いっ緒しょに乾かん杯ぱいできるものがほしい」と相そう談だんされたのが誕たん生じょうのきっかけだった。

見みた目めはビールそっくりだけれど、ノンアルコールでリンゴ風ふう味みの爽さわやかさが人にん気きだ。ビールのようなフワフワの白しろい泡あわを出だすのに、とても苦く労ろうしたという。こどもびいるは評ひょう判ばんになり、各かく地ちの特とく産さん品ひんや果くだ物ものを使つかった「ご当とう地ちサイダー」などの注ちゅう文もんが増ふえた。

今いまではその数かず、千せん種しゅ類るいというからびっくりだ。見けん学がくコースにもたくさんの商しょう品ひんが並ならんでいて「これ知しっている!」「飲のんだことがある!」と見みつけるのが楽たのしかった。

炭たん酸さん水すいの作つくり方かたについても聞きいた。水みずに二に酸さん化か炭たん素そ(炭たん酸さんガス)を圧あつ力りょくをかけて溶とかし込こむ。味あじ付つけは水みずに糖とう液えき、酸さん味み料りょう、香こう料りょうなどを混まぜて冷ひやしてから、炭たん酸さんガスを入いれるのだと知しった。近きん年ねんはやりの強きょう炭たん酸さん飲いん料りょうにもいち早はやく取とり組くみ、製せい品ひん化かしたそうだ。

炭たん酸さん飲いん料りょうのペットボトルの底そこが特とく殊しゅな形かたちをしているのは、炭たん酸さんの圧あつ力りょくに負まけないための工くふうだと教おそわり、工こう場じょう見けん学がくの締しめくくりは楽たのしみにしていた試し飲いんだ。

好すきなシロップを選えらび、炭たん酸さんで割わって飲のんだ。そのおいしさと、畑はた瀬せさんが話はなした「友とも桝ます飲いん料りょうは飲のみ物ものの多た様よう性せいに挑ちょう戦せんしていきたい」の言こと葉ばが忘わすれられない。「こんなジュースを」といった人ひと々びとの思おもいに応こたえ、一いっ緒しょに考かんがえて新あたらしい飲のみ物ものを生うみ出だす。ものづくりの大たい切せつな一いち面めんを学まなんだ。

■ 福岡市・金武小5年/井いの上うえ 恭きょう助すけ記者
一いち番ばんびっくりしたのは、1年ねん間かんに100~150種しゅ類るいもの新あたらしい飲のみ物ものを考かんがえていることでした。僕ぼくは炭たん酸さん飲いん料りょうが大だい好すきなので、これからどんな飲のみ物ものができるのか楽たのしみです。

■ 福岡県大野城市・大野小5年/右う近こん 若わか子こ記者
心こころに残のこったのは、炭たん酸さんは美び容ようと健けん康こうにいいということ。炭たん酸さん水すいで食しょく欲よくのコントロールができ、洗せん顔がんやヘッドスパでは毛け穴あなの汚よごれが落おちて健けん康こう的てきな肌はだになるなんてすごいと思おもいました。

■ 福岡県久留米市・小森野小5年/小お川がわ 侑ゆう夏か記者
今こん回かいの取しゅ材ざいをするまで、飲のみ物ものは機き械かいだけで作つくっていると思おもっていました。でも実じっ際さいに働はたらいている人ひとの話はなしを聞きいてみると、そこにはたくさんの思おもいや努ど力りょくがあることが分わかりました。

■ 福岡市・堤丘小5年/関せき本もと 寛ひろ菜な記者
炭たん酸さん飲いん料りょうが大だい好すきで、寒さむい冬ふゆに楽たのしめる温あたたかいサイダーはあるのか尋たずねたら、ありませんでした。低てい温おんでないと炭たん酸さんが保たもてないそうです。温あたたかいサイダーをいつか開かい発はつしてほしいです。

■ 福岡県大野城市・大野小5年/中なか島しま 柚ゆず羽は記者
レモネードがなまってラムネになったこと、クレオパトラは炭たん酸さんカルシウムが主しゅ成せい分ぶんの真しん珠じゅをぶどう酒しゅに入いれ、不ふ老ろう長ちょう寿じゅの薬くすりとして飲のんだことなど、いろいろ知しって面おも白しろかったです。

■ 福岡市・筑紫女学園中1年/広ひろ田た 和かず美み記者
福ふく岡おかの「あまおうサイダー」や香か川がわの「オリーブサイダー」など、ご当とう地ちサイダーを作つくっているのがすごいと思おもいました。私わたしもここで学まなんだ「挑ちょう戦せんを続つづけていく」人ひとでありたいです。

■ 佐賀県鳥栖市・香楠中1年/右みぎ田た 莉り菜な記者
会かい社しゃのスローガン「友ともと、ますます。」には商しょう品ひんを届とどけ、新あらたなアイデアや価か値ちが生うまれて広ひろがっていくという思おもいが込こめられています。作つくって売うるだけではないのだと感かん心しんしました。

■ 福岡県みやま市・大江小4年/向むこう 源げん次じ郎ろう記者
山やまの水みずはきれいだから、おいしいサイダーや炭たん酸さん水すいを作つくれ、都と会かいの人ひとたちも安あん心しんして飲のめるという話はなしがとてもいいと思おもいました。こどもびいるを買かって家か族ぞくで乾かん杯ぱいしたいです。
https://www.nishinippon.co.jp/item/1409718/

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